日印エネルギーフォーラム2017“カンファレンス”に参加
当社は、2017年1月9日に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がインド・資源エネルギー研究所(TERI)と共催で、インドのニューデリーで開催された「日印エネルギーフォーラム2017“カンファレンス”」に講演者として参加し、インドにおける鉄鋼向け生産設備の省エネ実証事業に関する取り組みについて、その概要を説明いたしました。
このカンファレンスでは、エネルギー分野における日本の最先端技術の普及強化を図るため、スマートグリッド、省エネルギーおよび運輸部門の3つのセッションにおいて、官民の専門家による活発な討議が行われました。
冒頭、世耕経済産業大臣、インド・ゴヤル電力・石炭・新・再生エネルギー・鉱物大臣が出席され、二国間のエネルギー協力について講演されました。またNEDOの古川理事長は、インドにおけるエネルギー・環境問題、特に系統安定化技術に対し日本の技術と知見を活かし、インドの持続的な社会システム構築に貢献していく旨、挨拶されました。
当社は、阪田取締役執行役員が「産業におけるエネルギー効率化」のセッションにおいて、現在進行中のインド国営SAIL社ラウルケラ製鉄所で操業している既設厚板加熱炉にリジェネレーティブバーナを設置し、省エネ効果の実証を行う事業について講演いたしました。
インド政府は現在の粗鋼生産能力1億2千万トンに対し、2030年度までに粗鋼生産3億トンの達成を発表しており、生産増加に伴う環境対策が課題のひとつになっています。熱交換による省エネが十分に行われていない老朽設備の最新化が今後想定されますので、当社はこの省エネ実証事業を契機にインドにおける日本発の省エネ技術の普及を図ってまいります。
以 上
【講演する阪田取締役執行役員】
【お問い合わせ先】
中外炉工業株式会社 業務本部: 三好、太田
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