株式会社デンソーより水素燃焼式アフターバーナー炉受注

中外炉工業株式会社は、このほど株式会社デンソーより工場内で発生した排出ガスを無害化する水素燃焼式アフターバーナー炉を受注いたしました。

この水素燃焼式アフターバーナー炉は従来使用しているLPガスを水素に置き換えたもので、カーボンニュートラルの一環として株式会社デンソー、株式会社デンソー福島、トヨタ自動車株式会社が共同でデンソー福島工場内でのグリーン水素の製造および製造した水素を工場で活用するための設備として使用されるものです。[1][2][3]

アフターバーナー炉内で使用される当社の水素バーナーは2018年にトヨタ自動車株式会社と共同開発したもので、工業利用を目的とした世界初の汎用水素燃焼バーナーです。独自のバーナー構造でNOxガス発生を抑制します。[4]

水素は燃焼時に二酸化炭素(CO₂)を排出しない燃料であるため、CO₂国内総排出量の約17%を占めるとされる工業炉分野に適した脱炭素燃料として、注目されています。

当社は、引き続き水素を燃料とした燃焼機器および工業炉の開発を進め、来るべき脱炭素社会に貢献してまいります。
 
 

水素燃焼式アフターバーナー炉
 
[1]株式会社デンソー ニュースリリース（2023年3月9日）
https://www.denso.com/jp/ja/news/newsroom/2023/20230309-01/

[2]トヨタ自動車株式会社 ニュースリリース（2023年3月9日）
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/38917305.html

[3]株式会社デンソー福島 ニュースリリース（2023年3月13日）
https://www.denso-fukushima.co.jp/news/20230313_1405/

[4]トヨタ自動車株式会社 ニュースリリース（2018年11月8日）
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/25255692.html