Thermal Technology Creative Laboratory 熱技術創造センター

研究・開発機能の統合により、イノベーション拠点へと進化。
世界を導く熱技術は新たな次元へ

カーボンニュートラル実現に向けたCO₂を排出しない燃焼技術やEV・二次電池・半導体用部材向け熱処理設備の開発、お客様の新製品開発・生産にお応えする既存の熱技術の革新など、熱技術の求められる役割はますます広がっています。中外炉工業ではコアテクノロジーである熱技術の可能性を最大限引き出しそれらニーズにお応えするため、各研究・開発機能を2023年11月堺事業所に統合。内外のメンバー・パートナーとの共創によりイノベーションを加速させ、持続可能な社会の創造に貢献いたします。

熱技術創造センター

イノベーション創造の中枢を担うコア施設 熱技術創造センター

研究開発力の強化、社内外の開発共創の活性化を行い、
経営理念に掲げる「新しい価値の創造」を活発かつ迅速に行うために創設された、当社研究・開発の中心施設です。

燃焼ゾーン

工業用バーナで日本をリードする企業として、脱炭素・省エネ燃焼技術開発を次々と生み出します。

実体加熱実演炉

水素燃焼による実体への影響確認と、水素燃焼火炎を体感することができる炉です。

仕様
炉内寸法
1,000W×1,000H×1,000L
最大燃焼量
232 kW
対応燃料
13A, H₂, O₂
最高炉温
1,300℃

1.5MW 大型試験炉

大容量アンモニア燃焼技術の開発を主目的とする炉で、脱炭素化の実現に貢献します。

仕様
炉内寸法
2,500W×1,500H×5,000L
最大燃焼量
1.5 MW
対応燃料
13A, LPG, NH₃, H₂, O₂
最高炉温
1,300℃

2.5MW 大型試験炉

2MW超の大容量バーナ開発を主目的とする炉で、複数バーナでの試験も実施可能です。

仕様
炉内寸法
2,000W×3,000H×8,000L
最大燃焼量
2.5 MW
対応燃料
13A, LPG, H₂, O₂
最高炉温
1,300℃

中型試験炉

円筒横型で炉長が4分割可能な構造となっており、試験の目的に応じた設定が可能です。

仕様
炉内寸法
φ800×4,200L
最大燃焼量
0.6 MW
対応燃料
13A, LPG, H₂, O₂
最高炉温
1,300℃

小型試験炉

小容量バーナの開発、性能確認を主目的とする炉で、アンモニア燃焼も実施可能です。

仕様
炉内寸法
φ620×2,600L
最大燃焼量
0.3 MW
対応燃料
13A, LPG, NH₃, H₂, O₂
最高炉温
1,300℃

ラジアントチューブ炉

ラジアントチューブバーナ専用の試験炉で、5~7インチでの試験が可能です。

仕様
炉内寸法
600W×1,250H×1,600L
最大燃焼量
64 kW
対応燃料
13A, LPG, H₂
最高炉温
1,050℃

模擬タンディッシュ炉

TD/LD用省エネバーナの開発を主目的とする炉で、下向きでの燃焼が可能です。

仕様
炉内寸法
700W×1,170H×4,200L
最大燃焼量
1.1 MW
対応燃料
13A, LPG, H₂, O₂
最高炉温
1,300℃

火炎内処理装置

火炎を用いた粉体熱処理の新プロセス開発、デモ試験を目的とする多機能試験機です。

仕様
炉内寸法
φ300×3,500H
最大燃焼量
174 kW
対応燃料
13A, LPG, H₂, O₂
最高炉温
1,300℃

火炎内処理ミニ試験機

火炎内処理の少量試作が手軽に実施できる試験機で、迅速な新素材開発に最適です。

仕様
ユニット寸法
φ200×1,200L
最大燃焼量
35 kW
対応燃料
13A, LPG, H₂, O₂
最高炉温
1,300℃

除害設備

燃焼排ガスに含まれる未燃NH₃を大気放出前に除去する設備です。除害炉と冷却設備で構成しております。

仕様
本体寸法
φ1,600×6,000H
冷却設備
熱交換式
処理ガス量
3,000N㎥/h
処理ガス温度
1,000℃
入口NH₃濃度
10,000ppm
出口NH₃濃度
25ppm以下

機能材ゾーン

全固体電池電解質や半導体向け機能材など、注目素材処理の開発に特化したゾーンです。

固体電解質用炉

固体電解質焼成プロセス向け検証炉。グローブボックス付で嫌気処理サンプル検証が可能です。

仕様
炉温:max.1,000℃、炉内寸法:440W×320L×240H、露点:DP-60℃

ホットプレス

厚板くり抜きプレスフレームの採用で、面くるいや変形などの経年変化を低減。

仕様
炉内寸法
φ300×300H
炉温
max.2,500℃
炉圧
真空~280kPa abs
プレス圧
max.290kN

減圧CVD炉(有機材)

有機ガス導入による減圧環境下の熱分解被覆プロセス向け検証炉です。

仕様
炉温
max.900℃
炉内寸法
420W×420L×240H
炉圧
真空~常圧
雰囲気
有機ガス

多用途高温炉

セラミックス・グラファイトなどの乾式純化処理(ハロゲンレス)や黒鉛化処理に適しています。

仕様
炉温
max.2,600℃
炉内寸法
φ150×300H
炉圧
真空~0.98MPaG

3室型連続式真空炉

連続炉での品質確認が可能。省エネ・ランニングコスト低減にも貢献します。

仕様
炉温
max.1,400℃
炉内寸法
600W×600L×450H
炉圧
1.3Pa abs

マッフル炉

脱脂・焼成など多目的に使用できるマッフル炉。条件出しに最適です。
各種サイズをご用意し、多様な温度帯に対応いたします。

仕様
炉温
max.1,000℃(マッフル材質交換により max.1,200℃)
炉内寸法
max.φ300×600L
炉圧
真空~大気圧

メタルエレメント炉

コンタミレスかつ水素雰囲気で高真空~加圧雰囲気の処理が可能です。

仕様
炉温
max.2,600℃
炉内寸法
φ160×200H
炉圧
真空~0.9MPaG
雰囲気
N₂、Ar、H₂

一室型ガス冷却真空炉

角型チャンバ採用で炉容積、設置スペースが従来比半分に。ガス使用量が大幅に削減できます。

仕様
炉温
max.1,320℃
炉内寸法
650W×1,000L×600H
到達圧力
7×10-3Pa abs
冷却圧力
70~280kPa abs

共創スペース

最新製品や当社の歴史がわかるコミュニティスペースで「見せる」「学ぶ」「集う」を促進し、アイデアを創出。

堺事業所内のその他機能材テスト設備

シャフト型粉体焼成炉VPAX®/竪型微粉焼成炉VFC

粉体原料向け容器レス搬送竪型炉。直接加熱によるエネルギーコスト・CO₂削減効果が見込めます。

仕様
設置寸法
3,800W×4,600L×8,500Hmm
処理材
各種粉体、粉末(5~100µm)
使用温度
常用2,800~3,000℃
雰囲気ガス
N₂/Ar

ゼロエミッション研究所

循環型社会に貢献する新技術を創造 ゼロエミッション研究所

時代に先駆けて汚泥処理技術や大気浄化技術を開発した中外炉工業の関連技術をさらに進化させ、資源リサイクル関連技術、環境負荷低減技術、高機能材加熱・冷却技術の開発を行います。

ロータリーキルン

当社独自の多筒型構造を採用することにより、容器レス・高生産性を実現します。
※試験装置は単筒型となります。

仕様

〈No.1試験機:資源循環リサイクルプロセス用途〉
〈No.2試験機:高機能材加熱処理プロセス用途〉

炉内(レトルト)寸法
125A×900L(有効加熱長:600L)
加熱方式
電熱(外部加熱)方式
加熱能力
max.9kW (3kW×3ゾーン制御)
炉温
max.1,000℃

水素燃焼式過熱水蒸気加熱装置

水素燃焼を利用した超高温の過熱水蒸気による脱脂、焼成、リサイクルプロセスなどに適用可能な脱炭素型の新加熱処理システムです。

仕様
炉内寸法
H400×W300×L300[処理物サイズ(最大):H150×W150×L50]
加熱方式
水素×酸素燃焼方式
加熱能力
max.35kW
炉温
max.1,600℃
炉内雰囲気
酸化雰囲気(O₂=0~25%)、還元雰囲気(H₂=0~10%)

真空浸炭研究所

世界で活躍する当社浸炭技術の開発をさらに加速 真空浸炭研究所

ニーズが拡大する真空浸炭炉の最新型を設置し、既存技術のブラッシュアップを推進します。

量産型真空浸炭炉 ハイファルコン®

レイアウトフリー&拡張性・メンテ性に優れた本設備での処理が、実機サイズで可能です。

仕様
炉内寸法
760W×1,220L×700H
積載量
グロス900kg
炉温
max.1,100℃

小ロット型真空浸炭設備 コンパクトファルコン®

コンパクト化・インライン化に対応した多品種少量生産用浸炭炉です。浸炭室を3室備え、実設備相当の処理が可能です。また、ガス冷却と油焼入の選択ができます。

仕様
炉内寸法
600W×500L×250H
積載量
グロス100kg
炉温
max.1,100℃

小ロット型真空浸炭設備 コンパクトファルコン®(浸炭1室+油焼入)

窒化などの特殊仕様に対応できます。

仕様
炉内寸法
610W×460L×220H
積載量
グロス70kg
炉温
max.1,100℃

金属熱処理研究所

無限の可能性を秘める金属の新たな価値を探求 金属熱処理研究所

カーボンニュートラルのあらゆるニーズに対応できるガス浸炭炉を備え、金属熱処理の新たな可能性を切り拓きます。

水素燃焼式実証炉

間接加熱式水素燃焼バーナを搭載し、加熱源のカーボンニュートラルを実現。

仕様
炉内寸法
610W×920L×550H
積載量
グロス500kg
炉温
max.1,050℃

新型ハイ・シフター

高出力ヒータ&サーボモータによる揺動式油槽で時短・低歪処理が可能。

仕様
炉内寸法
760W×1,220L×660H
積載量
グロス900kg
炉温
max.950℃

バッチ式ガス浸炭炉 ハイ・シフター®

ガス浸炭炉のベストセラー。多品種少量生産に最適です。

仕様
炉内寸法
300W×700L×300H
積載量
グロス100kg
炉温
max.1,050℃

多目的窒化炉

炉内Aガス発生機付の省エネ型で、幅広い温度に対応できます。

仕様
炉内寸法
400W×400L×390H
積載量
グロス70kg
炉温
max.1,000℃

マッフル炉

脱脂・焼成など多目的に使用できるマッフル炉。条件出しに最適です。
各種サイズをご用意し、多様な温度帯に対応いたします。

仕様
炉内寸法
max.φ300×600L
炉温
max.1,000℃(マッフル材質交換により max.1,200℃)
炉圧
真空~大気圧

新型真空洗浄機

シャワー&浸漬で洗浄力アップ。最短20分で実機サイズでのテストが可能。

仕様
炉内寸法
760W×1,220L×700H
積載量
グロス900kg
洗浄液
炭化水素系

コンバーテック研究所

唯一無二の塗工技術を開発 コンバーテック研究所

最新の半導体や電池の開発・生産で期待が集まるRSコータ™の適用範囲拡大、ラインナップ拡充を進めています。

RSコータ™

シリコンウエハーやガラス等の基材に高価な塗工液をロスなく均一に塗布するための装置です。異形状の塗布も可能です。

用途
  • 各種半導体層の塗布
  • ICパッケージ
  • MEMS
  • 光学接着剤の塗布
  • µLED他各種FPD
  • 次世代電池関係材料

RSコータ™システム

RSコータ™にロボットや乾燥装置、焼成装置を組み合わせ、自動化を図った塗布乾燥システムです。

ホイールコータ

金属箔やフィルム等の薄物基材(R2R基材)への塗布検証に最適です。異形状の塗布も可能です。

用途
  • 全固体電池
  • 燃料電池
  • PSC太陽電池
  • OPV
  • 半導体加工材料

中外炉工業では、設備導入のご商談を頂いているお客様のためのテスト装置を準備しています。
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